おウチのおとも2019年8月号
今月のテーマ
海の探偵になってみよう!
短い北海道の夏真っ盛りですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
子さまが夏休みに入られて、てんやわんやの毎日を過ごされているご家庭も多いのではないでしょうか。我が家も、学校も給食も休みの夏休み期間は、大変だった記憶があります。(…大変だったのは、私ではなく家内ですが~苦笑)
それに加え、夏休みの宿題もありますね。自由研究のテーマは、もう決まりましたか? もしまだ決まってないというご家庭には「ビーチコーミング」はいかがでしょうか?
ビーチコーミングとは、ビーチ(砂浜)をコーミング(くしなどでとかす)するように、海辺に打ち上げられた漂流物を集めたり、観察したり、標本にしたりすることです。
思えば私も、小学生の時、十勝の海に遊びに行き、貝殻やシーグラス(海の波に磨かれたガラスのかけら)、海藻などを飽きもせず集めていたものでした。今はというと、年甲斐もなく岩場を見ると、蟹捕りに夢中になってしまい時間を忘れるほどなのですが…(笑)。
本格的なビーチコーミングの場合は、メモやペン、カメラ、ゴム手袋などを用意し、漂流物をしっかり調べます。海に流れ着く漂流物には、いろいろな物があります。貝殻や流木、珊瑚や石、ガラス、外国製のペットボトルや缶など。中には、ウミヘビや毒のある魚、クラゲなどが紛れていることもあるので、観察する時はゴム手袋などをし、直接触れるのは避けましょう。
漂流物は写真を撮って、サイズなどを測り、メモに天候やビーチ名、日付、気付いたことなどを簡単に書いておきます。帰宅後、確認できなかった生物などを調べ、プリントした写真と共に個々の漂流物についてまとめていけば、いつの間にか自由研究も終了!
貝殻をたくさん拾い、アクセサリーにしたり写真立てにして、思い出の写真と共に飾ったりしても良いですね。←こちらも自由研究になるのでは!?
いずれにしても、熱中症にはお気を付けて、残りの夏を楽しくお過ごしください。
飛世
ブドウ染めで自然の色を楽しもう!
ブドウのシーズン到来です。ブドウを食べた後、その皮を使って、染物はいかがですか?
ブドウの優しい色合いが楽しめるブドウ染めは、お子さまの自由研究にもぴったり! ブドウの皮は溜まるまで冷凍保存してもOKです。
[用意するもの] |
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ブドウの皮(色の出やすい巨峰かピオーネがおすすめ)2房分/豆乳(成分無調整1ℓ)/ 穀物酢500ml/ 天然素材の布地(ハンドタオル3枚or綿100%の白いTシャツ1枚程度)/ボウル/ゴム手袋/水切りネット2枚/輪ゴム |
[事前準備] |
●新しい布地の場合は、一度洗濯をして、のりを落とす。 ●豆乳に布地を浸し、よくもむ。30分ほど浸した後はよく絞り、天日干しをして乾かす。※豆乳に浸すことで、色素が豆乳のタンパク質と結び付き、染まりやすくなる。 |
[染め方] |
①水切りネットを2枚重ね、中にブドウの皮を入れる。少しゆとりを持たせて、ネットの口を輪ゴムでしっかり結ぶ。 ②ゴム手袋を着けて、ボウルに穀物酢と40℃前後のお湯を300ml入れ、その中でネット内のブドウの皮を水が濃い色になるまでよくもむ(10分程度)。 ③②に染めたい布地を入れ、沈めながら2~3時間ほど浸す。 ④布地を流水でもみ洗いし、色が出なくなってきたらよく絞り、しっかり干す。 |
家族の健康相談室
Q.二枚爪になりやすいです。予防策はありますか?
A.爪の先が薄く剥がれてしまう状態を「爪甲(そうこう)層状分裂症」(二枚爪)といいます。
原因には、爪の水分や油分、鉄分の不足などがあります。水仕事やマニキュアの除光液の使用は、爪の表面の水分を奪ってしまいます。水仕事の際には、ゴム手袋を着用するようにしましょう。
また、水分や油分が不足すると爪の柔軟性がなくなり、少しのショックで爪が剥がれやすくなります。爪切りは使わず、ネイルファイルで削るようにしましょう。
鉄分不足には、バランスの良い食事を心掛けつつ、サプリメントなどで補っても良いですね。日頃のお手入れとしては、1日に何度か爪の保湿用のキューティクルオイルを、指先をマッサージしながら塗りましょう。
トップコートを塗って、爪を保護するのもおすすめです。
目からウロコのおそうじ術
<網戸>
チリや砂ボコリで汚れやすい網戸。お掃除となると手間がかかりそうで二の足を踏んでしまいますが、汚れを簡単に落とす方法があります。それには、フローリング用のペーパーワイパーを使います。
まず、ウェットタイプのシートを取り付け、室内側から始めます。ワイパーを縦・横・斜めの方向に動かしながら掃除しましょう。室内側が終わったら、外側を同じ手順でお掃除すれば完了です。ワイパーの柄は、短くして使うと力のコントロールがしやすいのでおすすめです。
ワンポイント
汚れが頑固なときは、食器洗い用スポンジのソフトな面にガラス用洗剤を付け、
汚れ部分をこすった後で、水拭きしましょう。
家事の合間の30分でリフレッシュ!
~自宅にミニビオトープを~
ビオトープとは、生物が生きる環境を人工的に再現した場所のこと。
最近では、自宅の庭や玄関先、ベランダにメダカや金魚、タニシなどの生物や水草を入れた水鉢を置いてミニビオトープを作り、身近な自然を楽しむ人が増加中。
お手入れは、水量と水草に気を付けるだけ。家事の合間に、小さな自然を眺めて癒されてみませんか?
●ミニビオトープ作り
<必要な物>
水鉢(素焼きや陶磁器など)、土(赤玉土やビオソイル、化学肥料薬品無添加の物)、水草(ホテイアオイ、スイレンなど)、水生生物(メダカなど)
<作り方>
➊水鉢の底に、土を入れます。
➋水鉢の内側の側面に沿わせるように、水をゆっくり入れます。
➌水草を入れ、一晩置きます。
➍水の濁りがなくなったら、メダカなどの水生生物を入れます。
※水鉢を置くのは、日光が1日に2~3時間当たる場所にしましょう。
※夏は水が減りやすいので、バケツに水を張り、カルキの抜けた水を用意しておくと便利です。
※水草は、増え過ぎると水生生物が酸欠になるので、間引きをしましょう。
食器棚